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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】
第26章 本当の望み
………いや。
待て。
俺は本当にこれでいいのか?
もう一度、自分の中で問いかけると共に、
凛の首筋から唇を離す。
その時、凛の異変に気付いた。
「……おい。大丈夫か?」
「………大丈夫。」
か細い声で返事をする凛の腕を
自分の首元から離させ、その手を軽く握る。
「大丈夫じゃねぇだろ……」
自分の身体から離しても尚、
小刻みに震えている凛の手を見入った。
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