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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第23章 新しい出会い



「なんじゃ……
どこかで会ったことが
あるような気がするのう……」

おじいちゃんの顔と声で
そんなことを言われると、
目の奥から熱いものが込み上げてくる。



この世界に来て
“ホームシック”になったことはないけど、
唯一の心残りはおじいちゃんのことだった。


最後に電話をした時、

「お前の好きなようにしなさい。
じいちゃんはいつでもお前の味方だ。」

と、いつもの優しい声で
言われたことを思い出し、
湧き上がってくる感情を押し止めることが
難しくなっていることを感じて、思わず俯いた。

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