第16章 ●悪趣味の嫉妬
「ふっ……、あ、リヴァイ、
も、そこばっかいや……!」
「嫌?それが嫌っていう時の顔なのか?」
恍惚さが窺える表情を見ながら、
胸に滑らせていた舌先を
徐々に下半身へ移動させる。
「まっ……ちょ、待った…!
ダメ!それっ……!」
これからリヴァイが
何をしようとしているのか察したのか
凛は咄嗟に起き上がろうとする。
が、リヴァイは凛の肩を押し、
再びベッドへ抑え込むと、
凛の制止を無視して
陰部に顔を近付けた。
「……ほう。
近くで見ると、相当いやらしいな。」
「……!!
…ほんとに、無理……!
リヴァイ、そんなのしない人、でしょ?!」
何を根拠にそんなことを……
と思いつつも、
実際極度の潔癖症と言われている俺が
女の股に顔を近付けることを
意外に思われるのは、仕方ないのかも知れない。