• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第16章 ●悪趣味の嫉妬



……凛は急に痛い所を突いて来る。


いつもと違う。強引すぎる。


否定はしてみたが、実際それは的を射ていた。


……だが、俺がこんなに
強引になったのはお前のせいだ。


そう言いたくなってしまうが、
それを凛に言ったところで
こいつを戸惑わせてしまうだけだろうし、
実際自分も文句を言えない立場に
あることは理解しているから
誰を言い上げることも出来ない。




……それでも昨日、
エルヴィンに抱かれている時の
欲情に狂ったような凛の声を聞かされて、
嫉妬心が湧かない訳がなかった。

その嫉妬心をこうして凛に
ぶつけていること自体、
最低な行為だとも思うが、
そうでもしないと自分の荒ぶる感情は
収まらないだろう。

/ 1588ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp