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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第151章 変わらぬ想い



「そんな様子じゃ、モブリットは来世までSEXしないままかも知れないね。」

「来世で凛を抱くことを楽しみにこれから生きていくので、それでいいです。」


完全に酔っている筈なのに、冗談めかした発言に真面目な顔で返事をされ、ハンジは一瞬目を丸くするが、すぐに盛大に笑い出した。



「今日のモブリットはこれ以上にないくらいに過激だな。
もっと酒を飲ませて、この際だから色々暴露させよう。」


ミケがそう言ってすぐ、ピクシスはそれに同意するように酒を追加で注文し始める。



「ワシももう10歳若ければ、君らの恋路に割り込めたんじゃがのう。」

「もう10歳?もう30歳の間違いだろうが。」

「ちょっとリヴァイ、司令相手に辛辣すぎるでしょ。
もっと気を遣わなきゃ。」


そう言いながらもケタケタと笑い出すハンジを見て、ピクシスも笑い出す。




「追加の酒が来るまでに、リヴァイが言い寄られた時の断り方でも聞くか。」

「俺のは面白くねぇよ。別に普段通りだ。」


ミケがリヴァイに話しを振ると、リヴァイは気怠そうにテーブルに肘を付いた。



「凛と出会う前のリヴァイは、適当に相手してる時もあったみたいだけど?
今もそうなの?」

「……もう無理だな。
凛以外は抱く気が起きねぇ。」

「でしょ?
そんなに凛がいいのって、やっぱり身体の相性がいい、ってのもある?」

「当たり前だ。
だが、身体の相性以前に、好きな女とヤるのがいいんだろ。」

「まさかリヴァイがそんなことを言う日が来るとはな!」


ミケは滅多にない興奮したような声を出し、ピクシスは面白そうにリヴァイの話に耳を傾ける。



「え、具体的にはどういいの?
好きな子とやるのと、性欲処理の為にやる子との違いはなに?!」


興味津々で身を乗り出すハンジは、リヴァイの肩に掴みかからん勢いで問いかけた。



そんな低俗な話しばかりをしている内に、夜は明けていく。




リヴァイはほぼ泥酔に近い状態だったが、これだけ酔えば、いくら二日酔いで苦しむことになったとしても、自分もモブリットも基地に帰れば死んだように眠れるだろう……と、密かに安堵していた。



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