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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第3章 互いにご無沙汰の欲求




モブリットが出て行った後、
凛はエルヴィンに勉強を見てもらいながらも
今日の出来事や、兵団の日常について話を聞き、
色々な想像を巡らせていた。





「あー、エルヴィンの
仕事してる姿が早く見てみたいなぁ。」


「……俺は見せたくないんだが。」


凛の弾む声とは対照的に、
エルヴィンは気の乗らない声を出す。



「でもモブリットは、
団長はすごいって言ってたよ。
いつもエルヴィン団長の素晴らしさについて
色々と教えてくれる。
まぁ難しい話が多くて、
殆ど頭に入らないんだけどね。」

そう言ってみると、エルヴィンの頬が緩んだ。


部屋に入って来た時は、
少し疲れた表情にも見えたが
こうして穏やかな表情を見せてくれると
どこかホッとする。

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