第137章 大切な時間
心の赴くまま、凛の身体を貪るように撫で回す。
徐々に火照って来た互いの身体が重なるように抱き寄せると、凛の小さく喘ぐ声が耳元で響いた。
「リヴァイっ、当たってる、」
「……ああ。そうだろうな。」
“当たっている”というのは、当然の様に凛の股に擦り当てられている、俺の膨らんだモノのことだろう。
「したくなるから、それ、どうにかしてくれる?」
「無茶なことを言うな。
俺だってどうにかできるなら、今もこんな状態にしてねぇよ。」
当たり前のような口調で言い放ったのがツボに入ったのか、凛は顔を伏せて笑い出した。
「まぁ、ほっとけば収まるだろ。それより、」
ベッドで仰向けに寝転がり、両手を広げて見せる。
凛は未だ面白そうに笑っているが、それでもすぐにこの行動の意図を汲み、勢いよく胸元に飛び込んできた。