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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第133章 口にしたいのは同じ言葉





「……凛、今日は眠くならないの?」


モブリットの落ち着いた声が、そっと鼓膜に届く。


情事を終え、モブリットにベッドまで運んでもらい、まだ自由の利かない身体をベッドに委ねていた。



「まだ眠くならない。
いっぱい興奮したからかな?」

「たくさん興奮したら眠くならない、とかあるの?」

「うーん、……分かんない。」


脳味噌もまだちゃんと働いてはくれない。

曖昧な答えしか導き出せず、疑問符を浮かべたままのモブリットの頬をそっと撫でた。



「どうなんだろうね……日によるのかな……」

「昨日は?」


「……リヴァイと過ごした後はどうだったか、ってこと?」

「ああ。」

「それ聞いて、モブリットってモヤモヤしないの?」


「……モヤモヤはするかもしれないけど、聞きたい気持ちもある。」

「モブリットだって、自分からやきもち妬きたがるところ、あると思うよ?」


いつだったかモブリットに言われた言葉をそのまま返すと、モブリットは小さく吹き出した。

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