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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第124章 純粋で明白な感情




エルヴィンにベッドまで運ばれ、
すぐに唇は唇で塞がれる。

かなり焦れたような強引さだったのに、
キスはとても穏やかだった。



「……今日はずっとキスをしているだけでも
満足出来そうだ。」


「じゃぁそうしてみる……?」


そっと問いかけると、
エルヴィンの頬はじんわりと緩む。



「いいよ、と言いたいところだが、
満足感とは別に、こっちはかなり前から
反応してしまっているんだよ。」


エルヴィンに手を取られ、
誘導された先の膨らみは、
既に酷い熱を持っていた。



「……いつから?さすがに早いよね?」

「早い。自分でも早すぎると思うよ。
性行為を覚えたばかりの青年期だって、
こんなに早く反応することはなかったのに。」


エルヴィンの赤裸々な告白に
吹き出しそうになったが、
ふとした疑問を感じた。



「反応が早いのも……
それもタイムスリップの影響なのかな?」

「まさか。
ただ単に君が魅力で満ち溢れているだけだ。」


恥ずかし気もなくそんな言葉を即答され、
熱が込み上げない訳がない。

それでも手で顔を覆うより先に、
エルヴィンの口はまた開く。



「何でもかんでも
タイムスリップのせいにしないでくれ。
これは俺の感情なんだ。
凛がどう思おうと勝手だが、
君だからこんなに敏感に身体が反応する。
それが事実だよ。」


ハッキリとした口調で言い放たれた言葉は、
胸に深く吸い込まれ、
その奥深くに留まり続けた。

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