第121章 ●優しい罰
「あっ、はぁっん、…ぅんんっ…!」
凛が強く喘ぐ声を、
耳でも目でも十分に堪能しながら、
凛の好きな場所を絶えず刺激し続ける。
既に何度か達しているのは、
声と締め付けられる指先が感じていたけど
だからって止める気にはならない。
「やぁっ…、も、ダメっ、…んんっ…!」
また淫猥な声が鼓膜を心地よく震わせ、
思わず息を呑んだ。
「……どうしよう。
凛が可愛くて、止められないんだ。」
「はぁっ…、あっん、…むり…
おかしく、なるっ…!」
絞り出されたような音声からは
恍惚さしか感じられず、
治まる兆しの無い興奮を落ち着かせようと、
一旦大きく深呼吸をした。
「ごめん、でも気持ち良いんだろう?」
「ぅう、…ん…、いいっ…です……」
凛の潤んだ瞳が、
また興奮の渦の中へ誘おうとしてくる。
「でも…、モブリ、ットの……ほしい…」
「こんなに何回もイってるのに、
俺のも欲しいの?」
性悪な質問を投げかけると、
光を纏った潤んだ目が瞬いた直後、
一筋の線が頬に奔ったのを
至近距離で目の当たりにする。
「…モブリットので、いっぱいにして欲しい……」
凛の涙があまりに綺麗で艶めいていて、
思わず喉元を鳴らした。