第12章 ●悪趣味の悩み
「……ん、」
どうにか声を堪えようと歯を食いしばると、
エルヴィンの指先は陰部に移動し、
徐に陰核を抓み上げた。
再び卑猥な嬌声が漏れ出し、すぐに口を閉ざす。
エルヴィンはその繰り返しを
続ける凛を見つめながら、
反応を楽しむかのように
指先だけで陰部の入り口を弄んだ。
「エル、ヴィンっ、ちょ、ほんとダメ……!」
「そんなにリヴァイに聞かれたくないのか?」
エルヴィンは問いかけつつも
凛の目を見つめながら、
舌先で胸の先端を見せつける様に舐め上げる。
「当たり前、でしょ……!」
どうにか返答すると、
エルヴィンの動きは止まり、
全身を巡る快感が遠退いた。