• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第119章 相談相手は恋敵





午後の会議が終わり、
団長室にはエルヴィンとモブリットだけが
残される。



「モブリット、居残りさせて悪いね。」

「いえ。このくらいならすぐ終わりますから。」

「優秀な副官がいて助かるよ。
ハンジもモブリットを手放したくない筈だ。」


「……どうでしょうね。」


モブリットは
ふと日頃のハンジのことを思い出す。


日々こっちを振り回すことを
生きがいとしていると思わずには
いられないくらい、
振り回されている記憶ばかりだが、
それでも分隊長から学ぶことは、
それと同じくして多かった。



「私も分隊長に助けられている面は
多くあるので、」

「そろそろ君を分隊長に昇格させても
いいんじゃないかと思っているんだが。」



「……え?」


突拍子もない団長の発言に、
思わず気の抜けた声が零れた。

/ 1588ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp