第118章 嘘も方便
「はぁっ…、はっ…、ん」
「……お前も、興奮しすぎだからな……」
「……そう、だね……、」
乱れた服をリヴァイに手早く直されながら、
必死で酸素を取り込む。
リヴァイの言う通りだ。
こんな状況なのに興奮しすぎだ……
「リヴァイ、
バレて良さそうな事、言ってた割に
色々後処理、早くない?」
「お前の肌を他の男には見られたくない。」
溢れんばかりの独占欲を吐き出した一言に
図らずも頬に赤みが奔るのが
自分でも分かった。
「……野外プレイが好きな人が、
言う言葉じゃないね。」
「別に野外でするのが好きな訳じゃねぇ
っつってんだろ。」
「なら、何で急に欲情したの?」
「………特に理由なんかねぇよ。」
「嘘だ。」
バレやすすぎる嘘の吐き方に
思わず吹き出してしまう。