第116章 周囲の視線
「っ…、ん!」
抵抗しようにも、
強い力で背中は壁に押し当てられ、
身動きが取れない。
その上、舌を激しく吸引され、
拒絶することもできないまま、
身体の力が抜け落ちていく。
足の感覚が崩れ落ちそうになり、
思わずリヴァイの腰を掴むと、
やっと唇は解放された。
「はぁっ……、…急に、なにっ…?!」
「お前の言う通りだ。
最近まともにお前と過ごせてないせいで
溜まってる。」
「……それなら、
今晩リヴァイの部屋、行くよ……
わざわざこんな場所で、欲情、しなくても…」
正論を述べようとしただけなのに、
何かが気に食わなかったかのように
乱暴に唇を奪われ、
今度はシャツの中にも指が侵入してくる。
指先はすぐに胸の先端を抓み、
突然の刺激に耐えられず
リヴァイの口内に喘ぎ声を溢した。