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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第114章 次回のお楽しみは技巧の訳の実験品




「……凛が試したいなら、使ってみようか?」


「え、待って、
今は持ってないんじゃないの?」

「いや、支給されるから。強制的に。」


「……何のために……」


「まぁ、ハンジさん的には
俺を応援してくれてるつもりなんだろうね。
ただ応援の仕方が露骨に性的なだけで。」


分隊長の心情を想像して言葉にしてみると、
凛の頬は一気に緩む。

緩んですぐ、堪えきれなくなったように、
肩を震わせて笑い始めた。



「さすがハンジ……
気の遣い方がハンジらしすぎて……」


「そうなんだよ。
困ったことに本人に全く悪気がないから、
こっちも強く拒否できないし。」


徐にベッドの下に手を入れ、両掌には
収まりきらない程の大きさの箱を取り出す。



「そんなところに隠してたの?」


「別に隠してる訳じゃないよ。
誰かが必要としてたら
喜んで差し出してたからね。」



「……欲しがる人、いるの?」


「意外といる。
ハンジさんの元に在庫が無ければ、
俺が渡すこともあったから。」


蓋は開けないままに、凛に箱を差し出すと、
凛はかなり慎重に箱の蓋を開けた。



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