• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第106章 嫉妬の細波



「ジャンには俺が付き添うよ。
凛は基地に戻ってて。」


「え、でもモブリット明日仕事でしょ?」


「さすがに仕事が始まるまでには
起きるだろう。
起きてしまえば、後は馬車に任せて
訓練兵団基地まで送ってもらえばいいし。」


「いや、でもそれだったら
モブリットちゃんと眠れないじゃん。」



モブリットのことだから、
きっとジャンが目を覚まして
ホテルから見送るまで、
ずっとジャンを監視しそうな気がした。

モブリットの責任感はそんな行動をとるには、
余裕なくらいに強い。




「問題ないよ。適当に仮眠取るし。」


「なら私も一緒の方が良くない?」



「……三人で同じ部屋に泊まるってこと?」


「……マズイ……かな?」


「どう?今の俺も凛も、一晩起きてて
何もしないでいられると思う?
……俺はそんな自信、
場合によっては簡単になくなるけど。」



モブリットが呟いた言葉に強く同意する。


いや、むしろ私の方が
仕掛けてしまいそうな気しかしない。


……でもモブリットだけが
この状況の責任を取るなんて納得できない。

/ 1588ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp