第3章 追憶のディスタンス!
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勝負が終わり解散となった5人はそれぞれの家路についた。
凛は寮のベッドで寝転びながら、考え事をしているとスマホにメールがきた。
「ゴウ?」
訝しげにメールを開くと、
『七瀬さん達には会えた?』
「クソッ…」
先ほどの勝負を思い出し悪態をついた。
「やっぱり、おれはあいつにはかなわないってことかよ…」
するとまたメールがきた。
「(今度は誰だよ。)…昴?」
写真と一文送られてきただけだった。
写真は澄み切った青空に飛行船が悠々と飛んでいるものだった。
『あのときの気持ちと変わらない?』
という、なんとも意味不明な文だったため返信できなかった。
「あのときって…いつのことだ?」