ドラゴンクエストⅠ ~ i f ~ 竜王の仲間を望んだなら
第21章 メルキド攻略戦終結
ーーーーー魔王軍ーーーーー
だいまどう「竜王様、キメラ部隊の報告で我が軍の圧勝で終結しました」
魔王「そうか・・・ご苦労」
だいまどう「なお、我が軍の精鋭部隊は負傷者は多少いるもののかつてない戦果で完勝したとのことです」
魔王「・・・・・やはり竜騎士の力が圧勝の要因だったようだな」
だいまどう「左様でございます、まもなく精鋭部隊が帰還される予定です」
だいまどう「なお、メルキド軍に捕らわれていたスライムの救出に成功したとの報告も受けております」
魔王「そうか、それはなによりだ」
魔王「(今回の件で間違いなく世界の流れはこちらに傾いた、さてどう動く・・・ラルス16世・・・)」
ーーーーーメルキドの町ーーーーー
ザッザッザッザッザ
ラダトーム兵「・・・・・どうなっている あの堅牢な守りで固めていたメルキドが丸裸に・・・」
ラダトーム兵「あ、あれはメルキドの軍団長!」
ラダトーム兵「おい!しっかりしろ!!何があった!?」
メルキド軍団長「・・・う・・・と、突然大勢の魔物が襲ってきて・・・その魔物の軍団の指揮を取っていたのが
あ・・・あの、ロトの勇者・・・・だ・・・・った・・・」
ラダトーム兵「は!?・・・何を言っている!?勇者殿が魔王軍の指揮を取っていたと言うのか!?」
メルキド軍団長「ああ・・・着ている服は全然違ったが・・・間違いなく・・・あの・・勇者だ・・・」
メルキド軍団長「・・・正直、魔物だけだったら我々が勝ってたかもしれないが・・・ほぼ・・・やつ一人に半数以上の兵がやられた・・・」
ラダトーム兵「・・・もしかしたら勇者殿は敵側に洗脳されたかもしれない・・・わかった、この件は城に戻り国王に報告する」
メルキド軍団長「・・・・・目の前で対峙したが、そんな感じはしなかった・・・あれは自らの意思だと思う・・・・・」
ラダトーム兵「ばかな!?我々の希望である勇者殿が・・・信じられん・・・」
メルキド軍団長「俺も信じられんが・・・事実だ・・・」
ラダトーム兵「・・・・・わかった、国王にはそのように報告しておく」
ラダトーム兵「負傷者の手当てを終了次第、城へ帰還する!」