• テキストサイズ

《合同企画》White Xmas

第1章 消灯すれば〈黒〉が広がるけれど


「さん……これからも、ボクの傍にいてくれますか?」


綺麗なものを見て感傷的になると、ついこんな言葉が口をついて出てしまう。

何故でしょうね、さんが今にも消えてしまいそうな錯覚に陥るんです。

さんはふんわりと微笑んで、1番欲しかった返事をくれました。


「当たり前でしょー?テツヤ君こそ、ずっと傍にいてね」

「もちろんです」


さんが腕に寄りかかってくる。
だから、1度やってみたかった"肩を引き寄せる"をしてみました。

……キザ、かもしれないですね。


「素敵なクリスマスをありがとう……一生忘れない」

「ボクも……一生忘れません」


早く来る冬の夜。
消灯すれば、部屋は一面の闇に包まれる。

けれどこのキャンドルのように、優しく灯がともったら素敵ですよね。

ボクが君にとって、こんな存在であれたらいいなと思うんです。


・。・。Mary Christmas・。・。
/ 44ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp