第1章 精神病:宮地清志
瑞穂『ずっとね辛かったの、自分は居ても居なくてもどっちでも良いって誰からも必要とされてないって、そう思ってたら全部が偽物に見えて不安で怖くて仕方なかったの』
泣きじゃくりながら話す私の話をただただ静かに聞いていたキヨ
それから何分かたって私が泣き止んでからキヨが話し出した
宮地『誰にだって不安も恐怖もある、1人ででっかい壁にぶち当たるのは本当に辛い、けどなそういうときの彼氏だろ?』
瑞穂『キヨ…』
宮地『お前の悲しみも不安も恐怖も全部飲み込んでやる、お前の病気だって一緒に治していってやる、だから頼ってくれ』
瑞穂『キヨ…、ありがと』
宮地『彼氏として当然だばーか』
瑞穂『ふふっ』
宮地『やっと笑ったな』
そう言ってキヨは今までにないくらい優しい笑顔で笑った
キヨとなら前を向いて歩いていける
そんな風に思えた…
~END~