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タイムマシンは幸せの鍵【銀魂】

第11章 俺のターン


〜銀時side〜

神楽「銀ちゃんまだアルかー。私もうお腹減って死にそうアル」

銀時「もうちょっとだから待ってろっての!」

神楽「うー...」

歩きながら腹をおさえた神楽が助けを求めてさくらを見る。

『ごめん神楽ちゃん。さっきのクレープで勘弁して...』

そう言って苦笑するさくら。

"さっきのクレープ"

銀時「...」

俺にクレープを食われたさくらは、腹が減ったから一口くれ、と騒ぐ神楽にそのクレープを全部渡した。

何もそんなに嫌がることねぇんじゃねーの...
流石の銀さんも傷つくんだけど。

本人にバレないように軽くため息をつくと、先頭に立って屋台を探していた新八が大きく手を振った。

新八「銀さーん!ありました!」

神楽「ワッフゥー!やっと食べれる...ウゲ」

新八の声につられて飛び跳ねた神楽が急に立ち止まる。

銀時「何してんだおま...え」

神楽の視線を追ってみると、そこには今一番会いたくない奴ランキングの同率一位が二人揃って立っていた。

『?どうしたの...って銀さんこの手は何』

咄嗟にさくらの目を塞ぐ。

何だってよりによってこのタイミングだよ!
ふざけんなよ傷口抉る天才か?

銀時「おい新八!おめっ、ちゃんと地図見ろゴルァ!かき氷の屋台はここじゃねぇだろ!」

新八「いや、ここなんすけど」

銀時「いーや違うね!眼鏡の度合ってないんじゃねーの?ほら買い換えてこいよ!」

何とかしてあいつらに見つかる前にさくらをここから遠ざけたい。
その一心で屋台に背を向けた。

その時

沖田「あ!さくらじゃねぇですかィ!」

イヤァァァァ!

目敏い一位の片割れに見つかってしまった。
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