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タイムマシンは幸せの鍵【銀魂】

第8章 嫉妬と浴衣とナース服


〜銀時side〜

『行ってきまーす』

玄関からさくらの間延びした声が聞こえる。

銀時「...」

俺を見た瞬間に顔を赤くしたさくらを見て、少し理性が崩壊しかけた。
まぁ...真顔で返されたら目ェ覚めたけど。

だが

あいつァ...土方が好きらしい。

顔を赤くしたあいつを見て、土方に名前を呼ばれるだけで赤面したのを思い出した。

銀時「...土方君も沖田君も、まぁヅラはいいか...あれまーモテモテだねぇ」

だぁーっ!
思い出したら何かまた腹立ってきた!

銀時「ふー...」

一人で爆発して一人で鎮静化する俺。
傍から見たら凄く寂しい。
いや、わりとマジで寂しい。

銀時「...」

江戸をあげての夏祭り。
当然真選組も来るだろう。

浴衣を着て来いと言ったはいいが、それを野郎どもに見せるのは癪だった。

だから

せめてもの牽制のつもりでアレを渡した。
我ながら餓鬼だと思う。
それにあいつが素直に付けるとも限らない。

まぁ、付けなかったらそれまでって事で諦める覚悟は出来てる。

あいつも、好きな野郎と付き合った方がいいに決まってる。

けど...もし付けたら...

銀時「っかぁー!やめだやめだ!」

勢い良くソファーにもたれかかると、本物のガキが居間へ飛び込んできた。

神楽「銀ちゃん!見てよヨこれ!私ごっさ可愛いアル!」
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