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タイムマシンは幸せの鍵【銀魂】

第18章 苦難の中の力


ガラガラガラ...

新八「おはよーございまーす」

いつもの時間。
いつもの様に家の戸が音を立て、新八君がやって来る。

『おはよう新八君』

新八「おはようございますさくらさん。銀さん達はまだ...」

『うん、ぐっすりよ』

新八「ですよね。ったく...いつまで寝てんだもー...」

ボヤきながらも毎日の恒例行事に取りかかる新八君。

新八「コルァ!さっさと起きろ惰眠族が...っ!」

ドゴシャァァァ!

瞬間、けたたましい音が家を震わせた。

神楽「うるっせーアルな毎朝毎朝!たかがツッコミ眼鏡の分際で母ちゃん気取ってんじゃねーぞダメガネ!」

あらー...今日は一段と機嫌悪いのねぇ。
新八君大丈夫かな?生きてる?

神楽「ん"ー...おはよ..さくら」

寝癖もそのままに、神楽ちゃんがのそのそと居間へやって来た。

『おはよう神楽ちゃん。えっと...新八君は、生きてる?』

神楽「多分生きてると思うネ。何かボソボソ言いながら銀ちゃんとこ行ったヨ。今日のご飯何アルか?」

とりあえず新八君の生存確認は完了。
生きてるならまぁ、大丈夫なはず。

『ごめんね、今日私も寝坊しちゃって...たまごかけご飯でもいい?』

神楽「うっひょぉぉ!たまごかけご飯アルー!」

元々たまごかけご飯が大好きな神楽ちゃんは嬉しそうにピョンピョンと飛び跳ねる。

神楽「あ!おはようネ新八!」

新八「......おはよう神楽ちゃん」

右目だけパンダ状態になって戻ってきた新八君がジト目で神楽ちゃんを睨んだ。

神楽ちゃんにやられたのか...
てかなんで目は痣になってるのに眼鏡は無事なの?

『あれ?新八君、銀さんは?』

新八「起こしましたけど駄目ですね。全く起きません」

『駄目か...』

困ったように眉を寄せる新八君は右手を握り締めて俯いた。

新八「粘ってみたんですけど...」

毎朝ご苦労様です。

新八「永久童貞野郎とか言ってきたんで鳩尾をこう...ね」

......

『新八君』

新八「はい?」
















『...それ眠らせてる』
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