第7章 夢のあと。幸せの形。
ヨナ「では…マスルールさん、私はしばらくここに残ります…皆さんに…お伝えください…
後、…妹を
心から大切にしていただきありがとうございました…!」
マス「…。伝えるのが遅くなって悪かった」
ヨナ「そんなことありません!」
マス「…。」
ヨナ「では、よろしくお願いいたします」
マス「…あぁ」
ー…
マスルールさんから妹の話を聞きました。
マスルールさんに妹は助けられ、この家で
占い師を営みながら、暮らしていたそうです
いつも優しく笑っていたと
そして
私の話も聞いたそうです
心配していたと。
待っていると。
会いたいと。
だけど妹の身体は日々衰弱していった
何度も王宮で治療をうけるように
頼んだけど、頑固な妹は首を縦に振ることはなかったそうです。