第1章 出会い
ああもう
自分が嫌になります
ぶっ倒れた挙げ句国王様に助けられるとは
止血しながら
自己嫌悪に陥っていた
ーコンコンッー
「失礼します、シン王がお呼びです」
扉の向こうに銀髪にソバカスの青年が立っていた
「鼻血は止まりましたか?」
「…は、はい」
「では参りましょう、シン王がお待ちです
付いてきてください。」
そう言うと堅そうな青年はモタモタしてたら
置いていかれそうな速さで歩きだした
ヨナ(何だか…すごくムスッとしてるんですけど…、雰囲気、怖いんですけど…)
とにかく置いていかれないように
後を追いかけた