第5章 煌 帝 国
「お前…相変わらずどんくせぇし
頭おかしそうだな
おもしれぇ」
「イタッ!ちょっ氷ぶつけるのヤメっ!イタッ」
「で?何やってんだ?」
「はい…妹を探したりモヤモヤしたりしてましたって
ジュダルさんこそどうしてシンドリアに?」
「あ?俺?
俺は…あれだただの暇潰しだ
で、まだ見つからねーんだな、しかしお前の事だから路頭に迷ってんじゃねーかと楽しみにしてたけど、どっかに世話になってんのか?」
「楽しみにって…
まぁシンドリアに入国して直ぐにぶっ倒れましたけど、たまたま散歩していた、この国の王様に拾って頂きまし…」
「はぁぁぁぁあああ?バカ殿にぃぃ?」
「ば、バカ殿って…
凄く良くしてもらってますよ?
このまま王宮に住んで良いとまで…」
「はぁぁぁぁあああ?王宮に住んでんのかよ!
なんだ!あれか?夜枷とかさせられてたりとかかよ!?」
「イタッ!なんでまた氷ぶつけるんですか…
夜枷なんてさせられてませんよぉ…」
「なんか気に食わねえ。」
「イタッ!なっなんでですか」
「知るか!じゃお前今から王宮に帰んのか?」
「はい!」
「じゃ、乗せてってやる。俺なぁ今日、絨毯もってんだ」
「ホントですか!ありがとうございます!」
「落ちたらアブねぇから俺が後ろで支えててやるよ(黒笑)」
「ぁぁぁありがとうございます」
バカ殿。マジ気に食わねぇ
こいつ、俺の玩具だぜ?