第5章 煌 帝 国
謝肉宴から数日
私は毎日落ち着きません
今日も
妹を探しに町へ出るも手掛かりは全く無し
シン様の
言葉は私の頭の中をグルグル。
私をここに置いておく理由
ー王宮に居てくれないだろうかー
ー護りたいんだー
ー運命を信じるかい?ー
いやっいやっ自惚れてなんていませんよ!
きっとアレ!
路頭に迷った落ちこぼれに同情
してくれてるんだ!
でも…あの夜を思い出しただけで
顔から火がでてしまう!
ヤダ!なんかいやらしい言い方をしてしまった!
「きゃああぁぁぁバカバカ変態!私の変態!」
「お前…道の真ん中で何
ブツブツ言ってんだバ~カ」
「へ?イッタッ!イタッ!イタッ!」
振り返ると
「ジュダルさん!」
「みぃ~つっけた★」