第4章 歓迎と謝肉宴
ああ、神様…
私の人生の終止符は
巨大なウツボに食べられて終わり、と言うことでしょうか
町人「王宮に伝令だぁ!」
町人「おい!そこの女ぁ!安全なとこまでさがってろー!」
「ここここ腰が抜けて動けませぇん」
町人「何て言ってるか聞こえねぇーぞ!
もっと後ろにさがれっ!」
「こっ腰が…あっ足が…震えて」
もうだめです。食べられます。
何故か町の皆さんは楽しそうに喜んでますが
私が生け贄なのですね…
ああ、妹に会いたかった
きちんとジュダルさんやシンドバッド様達にも
なにもお礼出来てない…
シンドバッド様、ありがとうございました
シンドバッド様もっと沢山お話したかったなぁ…
って
やだやだやっぱり怖いですっっ!覚悟なんて出来ない!恐い!
助けて…助けて!
「ぃっいやっ誰かっ
たったすけっ…
シンドバッドさまぁぁぁぁぁぁ!」