第4章 歓迎と謝肉宴
ヨナsideー
シンドバッド様に
部屋で休むなりシンドリアを散策するなり
自由にしておいで、と
自由行動時間を頂きました
…と言ってもなぁ
私、街に出てここまで戻れるのか…
まぁ…人は沢山いるから大丈夫か!
カノンを探す予行練習も兼ねて
シンドリア散策へ向かいます!
「ホンット賑かな…活気のある国ね…」
色々な国を旅(迷子)してきたけど、こんな国もあるのですね…
それに
シンドバッド様は優しくて
素敵な王様だし
かっこよくて強そうで…って
あはは
生きる世界が全く違う人
すごい人に拾っていただいた
必ず恩返ししなくてはなりませんね
しかし、ここは何処でしょう…
海が見えます
「キレイな海だなぁ…」
ザザザザザザザ…
さて随分歩いたし王宮に戻りますかね
ザザザザザザザ
<警戒令!警戒令!>
…警戒令?
町人「出たぞぉぉぉお!!アバレウツボだぁぁぁ!」
振り返ると、そこには
とてもとても大きなウツボが
大きな口を開けて吠えていました
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」(小さな悲鳴)