第4章 歓迎と謝肉宴
ー妹の名はカノン、カノンと申しますー
シンドバッドsideー
彼女を自室に戻らせ数分後
三人の間に沈黙がながれる
ジャ「あの…シン、マスルール、まさかとは思いますが」
シン「…あぁ。」
マス「…イヤ、まさかじゃないっすね」
二人はマスルールに視線を向けた
マス「カノンから聞いたことがあります
姉が居ると。名前はヨナ、と
気がよわくて、全然姉らしくなくて
そしてシンドリアで再会の約束をしてるっていってたっス」
シン「顔も少し似ているな」
マス「ゥス…。目の色も同じッスね」
ジャ「どのタイミングでヨナに告げるべきか…」
マス「姉妹ッスね…カノンも倒れてはいませんでしたけど、かなり衰弱した状態で…俺が拾ったっス」
シン「その姉を俺がたまたま散歩中に拾った…か」
ジャ「…。シン、すいませんが、さっきから言おうと思ってましたが、散歩中にではなく酔い潰れてたのでしょう?」
シン「いや、散歩中だ」
マス「…。カノンのこと話すときは、俺が話すッス。いいっスか?」
シン「ああ、マスルールにしか話せないだろうな、
もう少し様子を見て機会を伺おう。」
ジャ「しかし、気の毒な話ですね…」
この辺りからジャーファルは過保護になっていき
マスルールは何かあれば食べ物を渡し
シンドバッドは…