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君と見る世界の色は【マギ】

第12章 混乱




「あなたの母親も哀れだわ。あなたを宿し産んだことで弱り果てて死んだ。」


…違う。


「それにあなたのまわりにいた人も。まさか忘れられてはいないでしょうし…今でも夢で見るんじゃない?」


…やめてよ。


「陛下からも愛されることはなかったかわいそうなお姫様。ふふふ…私知っているのよ?異彩の女なんて上手くいうものよね。」


楽しそうに嘲笑う姿。
耐えるために噛み締めていた唇からは血が滲み出した。


もう限界だった。


「ねぇ?カナちゃん。」



「やめてっ!!!!!!」
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