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[銀魂]恋は幻[R15]
第4章 揺らめく行灯
日本人なのに東京を知らない?
そんな訳ない、何かがおかしい。
ドクン
ドクン
心臓が嫌な音を立てる。
この部屋で目を覚ました時からずっと感じていた違和感。
それは目の前で訝しげな顔をする彼が傍らに置いている刀だったり、やけに古めかしい造りの調度品だったり。
まさか、
そんな訳ない。
そう自分に言い聞かせてみるがー……
“真選組屯所への不法侵入及び”
先程イケメンが言っていた言葉を思い出した瞬間、私は“違和感”が“確信”に変わってしまったのを感じた。
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