第1章 儚くも美しき魂よ。
シャルルカンsideー
壁にもたれ掛かりため息を一つ。
慣れないことするもんじゃねーな
何となくだけど解った。
元々魔法をつかってたけど
あまりいい使われ方されてなかったんだろ
まぁこの世界じゃよくあることだけど
大体想像もつく。
それにいい使われ方されてなかったなら
この先永くもないんだろう。
そこに偶然か…出会う運命か
マスルールに助けられ、今に至る、か。
お互いに惹かれてはいるんだろうけどさ
なぁ、マスルール、今どんな思いなんだ?
もうすぐ死に逝く女に惚れた気持ちってさ
好きなんだろ?ちゃんと伝えてやれよ
無口も、大概にしろよ…。
シャ「冷やかすどころの話じゃねーよ」
ー…