第1章 儚くも美しき魂よ。
カノン「今日もモルジアナちゃんと体術の稽古をなさってたんですか?」
マス「ああ、まぁ‥」
カノン「お疲れではありませんか?
いつもここに来てくださるのは嬉しいのですが‥」
マス「俺は‥大丈夫っス、それより俺は
あんたの‥いや、カノンの話が聞きたい」
カノン「わたしの話、ですか?
ふふふっ、私はなにもかわりありませんよ?
小さいながら占い師として商売もできてます
これでも、ここらじゃ人気店なんですよ?
ですから、私はだ‥」
マス「違う。身体の事っス。あんたが魔法をつかわなくなったのも外に出歩けないのも衰弱しているんすよね?だったら前から何度も言うように王宮に来て、きちんと治癒を‥」
カノン「しません。ありがとうございます
でも、しません。自分の事は自分が一番よくわかっています。」
マス「‥ッ」