第8章 嘘…だろ……
訓練場に着いた。
筋トレマシンもあるし、ジムみたいだった。
モモコ
「へ〜……すごーい」
そう言ってあたりを見渡した。
ロー
「おい」
ローは部屋の隅にある扉の前で待っていた。
ロー
「こっちだ」
ドアを開けるとその先は剣道場だった。
竹刀、木刀、真剣まであり、もちろん防具まである。かなり物は揃っている。
モモコ
「ねー!ロー!!!袴に着替えてもいい?」
目をキラキラさせて、袴のサイズを調べていた。
ロー
「好きにしろ……部屋はそこの右……」
モモコ
「あっここね、ありがとう!」
バタン
ローは放置されてしまったので、モモコがどれだけ剣を使えるのか楽しみにしながら、木刀を選んでいた。
ガタッ
小さな物音がしたと思ったら、
ガラガラガッシャーン
と大きな音がした。
ロー
「おい!どうした⁉︎」
急いでドアを開けようとしたが、びくともしなかった。