• テキストサイズ

キスミー!!

第11章 モテル


一週間後・・・

宏光と別れて一週間はたった。私は勝利に会いに行った。

「勝利くん、怪我の調子はどう?」

「いや、もうバスケできないだって。」

勝利くんは悲しそうな顔をした。

「ごめんね。」

「いいって。」

「あのね、また先輩が宏光を取ろうとしているの。別れないと勝利くんみたいに怪我するから別れちゃった。」

私は少し泣きそうになった。

「でもさ、宏光は別れる気ないんでしょ。」

「うん・・・。」

「先輩は俺がどうにかするから。瑠奈は笑顔でいて。」

「うん。」

私は笑って見せた。

「うん、その調子。」

「ありがとう。勝利くん。」

その時、先輩の声がした。

「あっれ~。あんた、また勝利といるのー。」

先輩は笑いながら言った。

「・・・。」

「なに、また黙り込んで。私、アンタみたいな子嫌いなんだよね。宏光は私が奪うから。」

「先輩、昔と変わってませんね。」

勝利くんは先輩に言った。

「勝利くんもかっこよくなったね。」

先輩は勝利くんの腕に胸を押し付ける。

勝利くんは先輩の唇に唇を重ねた。

キスが終わった時先輩はこう言った。

「勝利くん、私・・ずっと前から好きだったんだよ。」
/ 83ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp