第11章 モテル
先輩は何で私の好きな人を奪っていくの?
「前みたいって?」
ミノちゃんが聞いてきた。
「藍は知ってるけどミノちゃんは知らないんだったね。昔、中学校のころね勝利くんっていう人と付き合ってたの、でもね、先輩が奪おうとしたの・・でも勝利くんは私だけ見てくれたの。」
「宏光も瑠奈ちゃんだけしか見ないから大丈夫だよ。」
「ミノちゃんは知らないだけだよ!先輩はどんなことしてくるか分かんない!」
私は大きい声で言った。
「ごめん。瑠奈ちゃん・・・。」
ミノちゃんは言った。
次の日・・
4時間目は体育。私は藍と外に行った。
「ヒロ~。私も先生にお願いしてきちゃった。」
この声は・・・。
私は声のする方を見たら、そこにはやっぱり先輩がいた。
数分後・・・
「ヒロ~、お水だよー。」
先輩は宏光にベッタリ・・。
「先輩、ありがとうございます。」
「宏光、話があるの。」
私は宏光に話しかけた。
「私、邪魔かな?」
先輩は聞いてくる。
「いいえ。宏光、私たち別れよう。」
「何それ、冗談?」
「本当のことだよ。」
「俺は別れないから。」
「あっそ。」
これで・・よかったんだよね?先輩?
勝利はバスケしていたけど、先輩のせいで怪我をした・・。
別れたんだから、宏光に怪我させないでね。
先輩・・・。
お願いだから・・・。