第9章 思い出した記憶
学校に着くと太輔が来ていた。
「太輔、なんで・・・一緒に行くって言ったじゃん。」
「ごめん。瑠奈。」
夜。私はベッドで眠った。その日は夢を見た。
「瑠奈ちゃん、思い出して俺のこと。」
「えっ・・・誰・・・?」
「俺だよ。ごめん、俺のせいでこんなめにあわせて。」
「どういうこと?」
あれ、ここどこ?女の子と北山くん?
キスしてる?
これ前にも見たことある。
次は教室?
「あれにいい考えがあるから。」
あれ、次は朝の教室?
「瑠奈、がんばって。」
「瑠奈、ごめん。」
「辛いよな?」
「恋人のふりっていってもいやだよな?」
太輔だよね?
「お前は宏光が好きだもんな。」
えっ?どういうこと?
私は目を覚めた。
朝になっていた。