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[ONE PIECE] 私立“西京学園”

第3章 1年O組


…それはさておき。

しばらく医学書を読んでいると、誰かにヒョイっと本を取られた。

「あっ」
「なんだ、こりゃ? お前、こんな本読むのかよ?」
「キッド…」

ユースタス・キャプテン・キッド。
最初のページで言ってた通り、こいつも実の能力者だ。
何か磁気を操るとかなんとか。
よく分からない。
特徴は…チューリップみたいな髪型をしているところか。

「あ”ぁテメェ何か言ったかァ?」

すみませんなんでもないです。

「キッド誰と喋ってんの」
「気にするな」
「じゃあ気にしない。」
「…相変わらずサバサバしてんなァ、お前」
「おかげさまで」
「…。…で、なんで朝っぱらから小難しい本読んでんだよ…」
「いーじゃん、読みたいんだからー」
「そーかよ」

最初、キッドと全く仲良くなかった。
外見からして少し怖かったのもあるが、関わりが全くなかった…ワケではなかった。
いつも何かとローにつっかかっていた。
真鈴は横で見ていただけだが。

今は、キッドとは普通に話す仲だ。
この仲になったのは、理由があり、それは少し月を遡る。


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