• テキストサイズ

HQ‼︎ Language of love《短編集》R18

第17章 さよなら淡い恋心《月島 蛍》


「仁花先輩、お疲れ様です。何か手伝いましょうか?」
「ちゃん、ありがとう。じゃあ、乾いた洗濯物運ぶの手伝ってもらってもいいかな?」
「はい!勿論です」

そしてふたりで部員全員分の大量のタオル等を部室へ運ぶ。
「明日で春の合宿も終わりだね、ちゃんは初めての合宿で疲れたでしょ?」
「いえ、楽しかったですよ、初めて皆の試合も見れて。凄く感動しました!!‥インターハイ予選頑張りましょうね仁花先輩っ」
私はこの春、烏野高校に入学し、バレー部のマネージャーとなった。

数年前からまた強豪の仲間入りを果たした烏野バレー部で、優しい仁花先輩と先輩方のご指導の元、忙しいけど充実したやりがいのある毎日を送っています。

そして連休を利用しての合宿は、明日で終わりだ。

「大丈夫?ちゃん、タオル重くない?」
「いえ!‥大丈夫、ですよっ」

両手一杯のタオルを抱え、歩くと、思いの外辛い。
一枚一枚はあんなにフワフワ軽いのに、まとまるとこんなになるなんて…!

そうして僅かながらの歩みを進めていると、ふと重みがなくなった。

「‥月島先輩」
/ 210ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp