HQ‼︎ Language of love《短編集》R18
第12章 俺だけの《二口 堅治》
「…、俺いま汗臭いから、離れて」
「大丈夫、二口くんの香り、安心する…」
ぎゅっ、と少し力がこもるのを感じ、俺もの体に腕を回す。
「…ありがとう、少し楽になった感じ。」
「ううん、二口くん」
「ねぇ、…、俺、自惚れてもいいよな…?」
密着する体から、の鼓動と熱が伝わってくるから。
俺と同じ想いだ、そう思ってもいいよな?
「…が好き、これからは俺だけ。怪我したら治療もしてくれるだろ…?」
「…はい、私も二口くんが好きだよ…」
「ねぇ、試合、見に来てよ。俺のこと、惚れ直すと思うぜ」
「ふふっ、もう十分好きだよ…?」
がいれば、俺はもっと頑張れるから。