HQ‼︎ Language of love《短編集》R18
第33章 ✴︎いとしき‥《及川 徹》(Mikotoさんリク)
「ちゃん、抱いていい?」
「もう‥そのつもりだよ?」
たまのお休みの日。徹くんに招かれておうちにお邪魔した。
いつものパターンで、彼に抱かれるのはもう何度目とも分からないほどなのに、やはりドキドキ緊張が止まらない。
既に彼に組み敷かれてベッドの上で私を見下ろす徹くんは、きっとファンの子は知らない顔。私だけに向けられている顔。
このときばかりはいつも、そんなちょっとだけ誇らしい自慢げな気持ちがする。
「俺にそんな顔させるの、ちゃんだけだよ」
そう言ってくれることが、とてつもなく嬉しくて。
「んっ‥」
始まりを告げる優しく甘いキス、徹くんのキスは蕩けそうで私のなけなしの羞恥心と理性を破壊していく。
優しく服を取り払って、優しく肌に触れて、優しく私を扱ってくれる徹くん。
「‥徹くんばっかり余裕で、ずるいよ」
申し訳ばかりの膨らみに唇を這わせる彼に、意を告げる。
「‥全然余裕なんかないし。ちゃんの事、傷つけちゃわないかいつも一杯一杯なんだけど?」