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HQ‼︎ Language of love《短編集》R18

第27章 Today’s cake…?《黒尾 鉄朗》


「邪魔するぞー、ー?」
開いていた玄関をくぐり、いつものように名前を呼ぶ。

はーい、と奥から返事がしたのち、足音をたてて出てきた。

「お疲れ、鉄朗。準備できてるから、入って?」
「おう、これケーキな。一応プレゼントってことで‥許してくれるか」

はエプロン姿で、いまさっきまで料理をしていたのだろうか。

新婚みたいだな、とか柄にもないことが頭をよぎる。

「もー、どうせ鉄朗の事だからクリスマスって忘れてたんでしょ?いいよ、ケーキありがとう。」

「はは、悪いな。さすが俺の彼女、分かってんなぁ」
「もう、当たり前」

靴を脱いでリビングに行けば、そこは既にクリスマスムード全開。

「鉄朗これ‥、てっぺんに付けてくれる?届かなくて‥」

差し出したのはツリーの頂につける黄金の星。
のうちのツリーはかなりでかいから、頂上まで届かなかったんだな。

「お安いご用ですよ、お姫様」
持ち前の身長で、軽々星を飾る。
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