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HQ‼︎ Language of love《短編集》R18

第3章 嫉妬《国見英》


…気がついた時には、私の唇は国見ちゃんによって塞がれていた。

「これで、わかった?」

「俺が好きなのは、王様じゃなくて。好き。付き合ってください」

目の前で起きていることが、夢なのか現実なのか。それすらわからない。こんな、夢みたいなこと…。

物心ついた時から国見ちゃんと飛雄と一緒で2人が大好きだった。だから中3の時、飛雄が王様って呼ばれだした頃、三人で居られなくなってすごく悲しかった。
高校に進学して、偶然飛雄と同じで。もしかしたら国見ちゃんも?って期待したけどやっぱり違くて。高校のバレー部でどんどん変わっていく飛雄を見ててすごく嬉しかったけど、なんだか満たされなくて。

国見ちゃんがいない生活が始めてで、物足りなくて。失ってから始めて気がついた。国見ちゃんが好きなんだ、って。

今日は久しぶりに会って、絶対告白する!って決めてたの。
国見ちゃんと一緒にいたい、過ごしたい、国見ちゃんが大切、ってやっと気づくことが出来たから…。

だからもう、返事は決まってる。
「私も、国見ちゃんが…好きです…!」
「ん、俺も」

《嫉妬》
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