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幸せをありがとう。そして、さようなら。【短編集/黒バス】

第1章 事故……【青峰大輝】


青峰side

……ん?呼んでる。誰だよ?

『大輝……』この声……桜?そうだオレ事故ったんだったわ。桜が呼んでる。

青峰「桜……」

桜「大輝!あのね、私のお腹に赤ちゃんがいるんだよ?大輝との子供なの!5ヶ月」

青峰「マジか、だから少し腹が、、目だってたのか……うれしい……ぜ、、子供の顔見たかったわ……」

桜「え?何言ってんの!?大輝が最初にこの子を抱っこするんだよ?」

わかってんだろ……桜、もうオレが長くねぇの……頼むからそんな哀しそうな顔しないでくれよ……オレだって寂しいんだぜ?

青峰「なぁ、桜……わりぃな子供の事、頼んだわ……オレのこと追っかけてくんじゃねぇぞ?」((ニカッ

桜「大輝!やだ、ひとりに……しないで?」

青峰「大丈夫だ。ひとりじゃねぇよ。此所に居んだろ」

オレは桜の腹を優しくなでた。お前にはオレとの子供も仲間もたくさん居んだろうが。ひとりなんかじゃねぇ。

あーそろそろダメなかんじだわ……

桜「だい……き……」

青峰「桜、これずっと付けてろ。それと……愛して、、る」

桜「桜大輝!私もだよ!私も愛してる!」

ああ。知ってるっつうの。ここでオレは何か浮くような感覚と共に意識が消えた。
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