幸せをありがとう。そして、さようなら。【短編集/黒バス】
第3章 まさかコンナニ早いナンテ……【赤司征十郎】
Noside
赤司征十郎の部屋に電子音が鳴り響く。と同時に吐血する音、咳き込む声が聞こえる。
そして彼は愛する少女に寄り添って貰い、回りにはキセキの世代、無冠の五将やその他メンバーに囲まれながらなも苦しんでいたのだがキセキと赤司父以外の者は音もなく退室した。
赤司「ハァハア……うっ!ゴホッゲホッ、、ゴホッ」
桜「征くん!しっかりして!私は此処に居るから!」((ギュッ←手を握る
赤司「桜……?にテツヤたちか……ありがとう多分もう一時間ともたない、、だ((ゴホッゴホッ…ろうから」
青峰「何ぬかしてんだよ!らしくねえ……でも、マジなんだよな……?嘘っていわねえのか?」
緑間「赤司……お前は、桜に伝えるべき事が山程有るだろう、、それを遺して逝ってしまったら意味がないのだよ」
黄瀬「こんなに為っても云わないならオレが先に言っちゃうっスよ?赤司っち」
黒子「僕たちの思いはどうなるんですか!赤司くんは何時も勝手です!……まだ僕は君に何一つ恩返し出来て無いじゃないですか…逝かないで下さいよ、、」
赤司「そうだね……ありがとう。桜」
桜「なに?私何でもきくよ!」
赤司「好きだ……愛してる((ニコッ))抱き締めていいか?嫌味なことにもう抱き寄せる力すら残って無いんだ((ゲホッゴホッ……」
桜「うん!」((ギュッ
((chu
小さなリップ音がして赤司征十郎と桜の唇が重なった。