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希望を賭けた戦い The hopefight--.

第11章 男女子会を開く


「ち、違うし!ただ私は、怪我させちゃったから大丈夫かなって……っでもあいつの事は嫌いだから!!」

バシャンバシャンッと水面を叩く。
カンナにとって、楓架は敵だ。
違う団というものもあるが、それ以前に、大好きな雀羅に気絶させるような怪我を負わせた。これは、一大事だ。


「うあぁっ!?誰かいるし!」

突如、聞こえた声にカンナが反応する。

「ん?その声は捺輝か?お前も入れよー」
「い、いい!俺は一人で入るんだ!」
「そういわずにさぁ」

笑いながら二人は招く。
だがしかし相手は一歩たりともその場から動かなかった。

「あー、こりゃ何も言わず帰ったな」
「シャイなやつめ~」
「捺輝、っていうんですか」
「おうよ。面白いやつだぜ?」
「ちょい成瑚、へるぷ」

のぼってしまった春松が痺れを切らし、成瑚の助けを求む。
肩を借りる。

「すまんな」
「うい。じゃまた話そうな、カンナちゃん」
「また~」


カンナは名残惜しそうに手を振った。
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