第5章 試して(R18)
「じゃあ、目に焼きつけさせてもらうね」
そう言って、彼は私の身体をじっと見る。
なんかこわ…。
「恥ずかし…」
私は思わずつぶやく。
「可愛い…」
嬉しそうに彼は微笑む。
そっと私をベッドに寝かせる。
そして、パンツに手をかける。
「あっ…あの…」
「うん」
にこにこしながら彼は両手でパンツを下げる。
あっという間に足からパンツを取り去る。
「何かな?」
引き続き、にこにこして彼が問いかける。
「ううん。もういい…」
パンツも脱がしちゃうの? って聞きたかったの…。
「脚も綺麗だね。ナコちゃん」
私の太ももを手でなでなでしながら彼が言う。
「そうかな…」
「うん。綺麗…」
そう言いながら、彼は太ももの間に手を入れる。
私は思わずぎゅっと足を閉じる。
「ふふ…足開いて」
「……」
「いいことしてあげる」
「……」
いいことって何かな…。
して欲しいけど…少し怖い。
緊張する私の様子を見て、彼がふっと笑う。
「じゃあ…キスしよう」
優しく微笑んで、彼は私の唇に唇を重ねる。
なんか嬉しい。
唇を離して近くで顔を見つめる。
……。
吸い込まれそう…彼の瞳に。
「僕のことが好き? ナコちゃん」
好きだけど…。
返事出来なくて目をふせる。
「恥ずかしがらなくてもいいのに」
彼は優しく微笑む。
「僕も好きだよ。ナコちゃんのこと。すごくすごく大好きなんだ」
…嬉しい。
彼は再び唇をつける。
唇のすき間から舌が入ってくる。
私は舌を出して彼の舌に触れてみる。
やわらかい…。