• テキストサイズ

女の私の憂鬱 《黄瀬涼太》

第6章 修学旅行は波乱の予感?


「はあ?!こないだ(第4章 番外編にて)一緒に寝ただろうが!」

「あれは入れ替わってたっスからカウントされないっス!」

「関係ないだろ!そこ!」

「じゃあ、今、抱き締めていいっスか?」

「はあ?うわっ/////」

いきなりの出来事に避ける事が出来ず、ギュウと黄瀬に抱き締められる。あの展開からなんでこれに発展すんのかが、分からん。

「…俺は…一秒でも多く椿っちと一緒にいたいんスよ」

「…/////」

真剣な声音を帯びた黄瀬の声に何も反論が出来ず、温かく逞しい腕の中で静かに話を聞いた。

「こんなに女の子を愛した事、ないんスから…全力で椿っちの事、愛したいんスよ」

「黄瀬…」

「だから、一緒に寝るのが無理なら…!せめて…」

「なんだ?」

「胸だけ触らせて欲しいっス」

「下ネタか!!せめて、このままで居させて欲しい…とか言うのかと思った俺がバカだった!」

予想外の発言に苛立ちしか湧いてこない。

「冗談っスよ、入れ替わった時に触ったっスから!」

「おい、そこのモデルさんよ、鼻血出てんぞ」

下らない茶番を終わりにして家に帰る。付き合っていてもこんな調子なので実感が湧かない。

そしてそして修学旅行当日に…
/ 131ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp