第4章 番外編ーよくある事ってこれですか?
「だったら、俺のを使うといいのだよ、青峰」
「ん?緑間か、サンキュー!気が利くな」
そこに表れたのはまさかの緑間だった。は!?緑間、何故、青峰に携帯を貸す?青峰は再び、緑間の携帯を黄瀬に向ける。黄瀬も黄瀬で準備万端と言った感じでポージングを決めている。
「なんで緑間、青峰に携帯貸すんだよ!!」
「べ…別にお前のあざとポーズを撮って眺めたい訳では…決してないのだよ!////」
「ないのだよじゃねーよ!完璧、眺める気、満々じゃねーか!」
「緑間君、僕にも後で送って下さい」
「し、仕方ないな」
「黒子もかっ!!一番まともだと思ったのに!!」
「僕も~」
「俺もお願いする、緑間」
「おぉぉおおいぃいっ!!!」
俺の必死の否定も虚しく、青峰に10枚くらい緑間の携帯でバッチリ撮られ、キッチリ、青峰、緑間、黒子、紫原、赤司、黄瀬に送られた。
「ちゃんと保護もしときましたから、大丈夫ですよ」
「大丈夫じゃねーよ!今すぐ、保護解除しろよ!黒子」
「よし、今日はこの辺にして帰るぞ」
「ねえ、俺の話聞いてる?」
見事に皆に無視をされ、桃井は憐れんだような表情を俺に向けた。なんだよ…事の発端は桃井だろーが…
「椿っち、帰るっスよ」
「椿はお前だろ」
「あ、そうだったっス」
「とりあえず、うちに帰るか…」